社員紹介Staff Interview

理系の知識を活かし
技術提案ができる
営業担当を目指す。

機械第1部 オートコンポーネント2グループ

水野 慎也

MIZUNO SHINYA

同志社大学 理工学部 機械システム工学科卒 2018年入社

オーダーメイドの設備を作る醍醐味

 ものづくりに興味があり、機械システム工学を専攻。在学中にアメリカに留学し、多人種の人と関わる中で、様々な価値観や考え方との出会いに楽しさを学びました。就職先では、できるだけ多くの人と関われる仕事を希望し、当初はメーカーの技術営業を志望。しかし自社製品のみの扱いでは出会いの場が限られてしまうと思い、機械商社である豊通マシナリーを選びました。 
 私が所属するグループは、大手自動車部品メーカーへの営業部隊です。主に国内の工場への設備導入や設備の保守部品の営業を行っています。私は部品メーカーの1工場で機械の設備営業を担当。要望のあった設備を製造できるメーカーを探して手配、納品しています。受注する規模によって金額は異なりますが、合計で3億円以上になる場合もあり、かなり大きな金額の仕事になります。加えて、導入する設備をお客様用にプログラミングするセットアップ作業も、お客様に合わせてカスタマイズするため、どの業者に依頼するかまで考えるのが、私の役割。同じメーカーの機械でも、同じものを納品することはありません。「今回はこういう商品を作るために、この部分に重点を置いてプログラミングしてほしい」とお客様に言われたら、メーカーと相談して要望に沿う仕様で製作を進めます。毎回違う設備を準備していくのは大変ですが、そこが面白いところでもあります。

現場での地道な努力が成果に結びつく

 私は入社1年目の9月頃から1人で担当顧客を持たせてもらっています。経験が浅いうちはわからないことも多く、お客様の要望に上手く応えられなくて怒られたこともあります。でも、わからないことは現場の方に「教えて下さい」と素直に聞けば教えてもらえますし、早いうちから担当顧客を持たせてもらえることは、むしろやりがいでした。「このお客様は自分が開拓した!」「自分が関係性を築いた!」と実感できるからでしょうか。例えば、現在担当しているお客様から、新しい設備について問い合わせを頂いたことがありました。お客様の要望を踏まえて、自分で最適と思える設備を探し、提案したところ、好感触。その後は複数回打合せを設けたり、実際の設備を見に遠征をしたりと、お客様と共に新しい設備のプランを組み立てました。新入社員の自分と対等に向き合ってもらえて、恵まれていると思いましたし、実際に完成した時、お客様から「ありがとう」と言われた時の喜びと達成感は思っていた以上に大きなものでした。途中、動きが遅い!と叱責されたこともありましたが、それは期待されていることの裏返しだと思っています。必死になってその期待に応えようとすれば、必ず喜んでもらえることを実感しました。
 私は理系出身なので、その強みを活かせることも、今の仕事のやりがいにつながっています。学生時代、機械システム工学科で機械について勉強をしていました。卒業研究の際に、実際に自ら図面を作図し、実験に使う器具を加工・製作していたこともあり、学生時代に学んだ知識を活かせる場面が多くあります。専門的な用語を交えながらお客様と会話をすると、「そこまでわかっているのか、いやいや実はね…」と喜んで相談してもらえます。営業でありながらも、技術的な部分にまで踏み込み、お客様と接して満足いただけるような提案ができることは機械商社ならではのやりがいと感じますね。

自分自身の価値を高め、
信頼される存在になりたい

 現在担当している工場は、電動系の工場です。今後、インドや中国などでさらに車の需要が増えることは間違いありません。しかも従来のガソリン車ではなく、電動化が進んでいきます。その時のためにも、電動化部品についての知識を深めておきたいですし、新たな仕入先の開拓にも着手したいと思っています。メーカーに関しては、上司から引き継いだところで、まだまだすべてを把握できていません。しっかり分析をして、どこを重点的にアプローチしていくか、自分で考え、攻めていこうと考えています。「マシナリーさん」というよりは、「水野君にお願いしたい」と言われるようになりたいですね。
 留学経験があることも影響していると思いますが、ゆくゆくは、国内業務で学んだ経験を活かし、海外業務にもチャレンジしてみたいと思っています。国内営業での経験を、違う視点から見つめることができるような気がしますし、海外でより多くの人と関わり合いながら、自分ができる仕事の幅も広げていけるのではと思っています。まだまだ海外で何がやりたいのかは漠然とはしていますが、いつかは海外で!という夢が持てるのは商社で働くことの魅力ですね。

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