社員紹介Staff Interview

機械商社としての
強みをさらに推進し、
海外拠点の拡充に注力。

東京機械部(海外出向中)

高木 靖正

TAKAGI YASUMASA

Western Michigan大学 経済学部マーケティング学科 卒 2003年入社

すべての経験が次への力になる。

 アメリカの大学を卒業後、帰国して工具商社に就職し、設備営業を担当していましたが、ルーティーンの仕事が多く、よりユーザーに近いところでダイナミックな仕事に携わりたいと考え、豊通マシナリーに転職しました。入社後は国内の営業を担当したのち、北米地域の事業拡大を目的として2017年より米国ITSに駐在しています。現在は、北米にある大手自動車メーカー、およびサプライヤーに向けた生産設備の営業マネージャーを担当。おもに車のCABを製造するために必要なプレス設備、金型設備、溶接設備、組立設備などの輸入から据付まで一貫して対応しています。国内営業をやっていた時は、長年取引してきたお客様のことは何でも知っていて、これですべてが通用するものだと思い込んでいました。しかし海外では商売の形態も異なります。そこがこの仕事の苦労するところであると同時に、おもしろいところでもありますね。まだまだ学ぶことはたくさんあり、機械商社の仕事の奥深さを感じる毎日です。
  国内では各企業がそれぞれに商権を持ち、提携しているメーカーも商材もあります。一方アメリカでは決まった商権も商材もありません。商社として間に入っていくには、お客様が必要とする機能を持っているかどうかが重要になります。海外の営業を通して、お客様に必要とされる付加価値を高めていくためには、何をすべきかを考えるようになりました。また、そんな中、国内営業時代に一緒に仕事をしていた仕入先メーカーは、アメリカでのお客様向けでも繋がっているところが多く、日本国内での繋がりが海外におけるネットワーク構築に生かされていると感じています。国内でのあらゆる経験が海外でも生かせるのは、この仕事ならではのおもしろさです。

技術サービスで
他社との圧倒的な差別化を。

 海外で仕事をしてみて、特に感じるのは、豊通マシナリーの最大の強みは「卓越した技術サービス」だという点です。機械商社の役割は「こんな機械がほしい。改造してほしい」というニーズに応えること。当社は、設備の調達から据付まで一括対応が可能です。その過程で、当社の卓越したエンジニアリング力が発揮されることで、お客様から発注していただけるのだと思っています。技術的なところで機械の目利きができる人間がいれば、当然お客様は喜びますよね。豊通マシナリーは高い技術力を持ったエンジニアがいる機械商社です。この点が、他社との大きな差別化になっていることは間違いないと思います。さらに、トヨタグループの一員ということも大きいですね。メーカーが商社を選ぶ際、トヨタグループなら資本も技術力も大丈夫で安心だと思ってもらえますから。この信用は大きなアドバンテージになります。
 海外では、考え方も仕事の進め方も日本とは大きく異なります。お客様に満足いただくためには、日本にいた時と比べて、5倍、いや10倍の苦労があります。だからこそ、その中でいい結果が出ると大きなやりがいを感じます。また、当社の「機能」をさらに高めるべく、技術的な知識を学ぶことが、自分の成長に繋がっています。国内と海外、双方の仕事を通じて、機械商社の仕事のおもしろさは、ひとつとして同じものを扱うことがない点だと思っています。すべての仕事が経験となって成長を実感できる。これこそがこの仕事の醍醐味でしょうね。

世界中の顧客とメーカーの、
最強かつ最良のパートナーを目指す。

 今後、当社もこれまで以上に海外での業務拡大が予想されます。当社は多くの海外拠点を持つため、いざという時に即座に対応が可能であり、機械販売だけでなく、据付業務やアフターサービス等、各種サポートできるのは当社の強みです。

 ただしそれを行う上では、知識と経験が必須です。豊通マシナリーでは教育を兼ねて、若手が海外プロジェクトに参加できる機会が多くあります。こういうチャンスを積極的に活用してほしいですね。実際、ITSの仕事で日本から若手社員を呼び寄せ、現地での仕事のやり方、人との付き合い方など多くを学んでもらいました。日本では当たり前のことが、こちらでは通用しないことを知ることも大事なことです。確かに辛いこともありますが、マインドは考え方ひとつで大きく変わります。一緒の時間を共有するのであれば楽しもう!とポジティブに考えることで、いい人間関係を築いていくことができます。メーカーと仲良くなることで、有益な情報を教えてもらえることも多々あります。そのためにもどんな集まりでも誘われたら断らないことも、私が心がけていることのひとつです。
 今後、グローバル化がさらに加速化していく中、豊通マシナリーの強みであり、重要な機能でもあるバリューチェーンをさらに強化していくことが求められます。そのためにも海外で経験を重ねた人材をさらに増やし、トヨタグループの全海外拠点に豊通マシナリーの駐在員を配置したいと考えています。各国でお客様および仕入先に寄り添い、困りごとに耳を傾け、問題解決できるような会社にすることが私の目標です。

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