2015年から4年間のインドネシア駐在を経て、現在に至ります。これまで工場営業や設備営業など、国内で数々のプロジェクトに携わってきましたが、初めての海外駐在となったインドネシアでの経験が、私の豊通マシナリー人生の大きな転機になりました。現地では常備品、設備営業、工場営業、新工場の立ち上げプロジェクトに関わっていました。もっとも大きなプロジェクトだったのが、大手自動車メーカーのインドネシア新工場の立ち上げです。この工場で使われる設備と海上輸送を豊田通商が、その後の現地での通関、陸送をインドネシア現地法人(TME)が、そして設備の据付は、豊通マシナリーとTMEと現地のサプライヤーが行うというプロジェクトでした。この据付の工程で大変な苦労がありました。豊通マシナリーの技術力の高さはお客様も認めてくれていましたが、実際に現地で据付作業を行うTMEに関しては、納期や安全面に不安をお持ちでした。そこで、発注の可否を判断するために、お客様が現地に調査に来られたのです。その結果、様々な指摘をいただくことに。作業方法からローカルスタッフへの教育に至るまで、即座に改善に取り組みました。特に強く指摘された作業の安全性に関しては、日本で梱包する際の資材の変更から、現地での作業方法の大幅な見直しなどまで徹底的に行い、その指示もインドネシア語にすべて翻訳した上でローカルスタッフに周知。また、日本では当たり前ですが、安全帯やヘルメットの着用などを義務づけ、教育を受けたスタッフしか現場に入れないようにしました。その上でお客様に再度確認してもらったところ、ようやく受注。ここに至るまで半年の時間が流れていました。最終的には、工期を1ヶ月前倒しすることができ、無事故無災害で完了しました。お客様からは「ありがとう」の言葉をもらい、さらにその年の優秀なサプライヤーとして、お客様から表彰されたのです。あの時は、本当に嬉しかったですね。
